尾瀬の郷片品湧水群

観音様の水

硬度

22.0

pH

7.6

取水量(ℓ/分)

18

法的管理

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冬期

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夏でも手の切れそうな、というたとえがたとえでないほど冷たい水が滾々と湧き出しています。湧出源はこのすぐ後ろ。そこから直接引いているピュアな水です。

歴史

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ここは古くは御座野入と書き、上州の観音札所・沼田横堂三十三所の二十九番の札所になります。背後の山の中腹、右上に見える神社がこの地の歴史の一端を物語ります。興味をそそられて登って行きますと、最近建て替えられた様子の社の前に控えめな石碑があり、御詠歌が彫刻されています。古文書の知識をもって眺めていると、このような字に読めます。

「満以りき定
 以まそあら多に 美さの入
 山乃奥にも
 ありあけの月」

上の句を現代的な文字使いに改めますと

「参り来て
 今ぞあらたに御座の入り」

となるようです。この地の由来がしのばれます。そして同時にその背後に、おそらく無名のままそこに生きた多くの人々の生活の歴史もあります。

村民プロジェクト

この給水施設は地元の人たちが寄進して整備したもの。かやぶきの屋根の中にその人たちの名前が記されています。
御座入の人たちは、毎月一回、日を決めてこの周辺の清掃を行っています。右の写真のように、冬の間も休まず行っています。(「水場の清掃活動」写真=清水泰)

この給水施設は地元の人たちが寄進して整備したもの。かやぶきの屋根の中にその人たちの名前が記されています。
御座入の人たちは、毎月一回、日を決めてこの周辺の清掃を行っています。右の写真のように、冬の間も休まず行っています。(「水場の清掃活動」写真=清水泰)

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